08月01日(木)
気がついたら8月になってしまった。年寄りが「お盆過ぎると、一年なっ
てあっという間に終わってしまう」とかなんとか言っているのをよく耳に
したけれど、まさか自分の口からそのフレーズが出てくるようになってし
まうだとは。でもことお店の運営に関しては、2020カレンダーと手帳
が盆空け納品、来月末はクリスマスカード。年末体制が既に始まっている。

08月02日(金)
一気に暑くなったからだろうか?サンダルがまた動き始めた。ストック、
ほとんど無し。けれども今年は方針を変え、来週追加分が届く様手配済み。
“シーズン前に売り切る”から、“シーズン中も売り続ける”へ方向転換してみ
た。それで駄目だったら、来年は元に戻せばいいだけの話なのだから。一
番必要な時季に必要とされる実質的な商品を!今年のスローガンのひとつ。

08月03日(土)
「もう私、何だかジャラジャラしたくなっちゃって!」はいはい、うちは
『ジャラジャラ専門店』でございます。リピートのお客様が開口一番そう
おっしゃったのでした。“誰が何の為に着けるのか判らないけれど、好きで
好きでたまらない”異様に大きな一押しピアス、“今年一番売りたい”リング、
それから“昨夏夢中だった”ガラスのネックレス。全て身につけて帰られた。

08月04日(日)
レジ掃除。店内スリム化計画進行中のため(しかも2カ年計画)、レジ内も
すっきりさせることにした。とりあえずそのうち使うかもと取っておいた
はいいが、全く使わなかった備品は全て処分。一カ所に集めてみれば、引
き出しひとつ分になってしまった。それからカタログも整理し気分一新。
開店以来使い続けてきたカーテンも全て取り払った。あ、どういじろうか。

08月05日(月)
昨日整理した備品でまだ使えるもの。シール、商品タグ、小袋、紐などな
ど。ほぼ新品、捨てるのも何だか申し訳ないなから、袋にまとめキープし
てしまった。そんなところへ、馴染みのお客様で手芸の仕事をされている
方が来店。「こんなの使います?処分するのも勿体無くて」と差し出せば、
速攻で鞄に仕舞われた。う~ん、何だか不幸の手紙を回してしまった感じ。

08月06日(火)
先日、上のボタン屋さんで譲っていただいた格安ミニトルソー、12体。
年明けリニューアルの際、売場で使おうと思っていたけれど、毎度お馴染
みの掃除兼ディスプレイ変えのついでに、売場に並べてみた。想像以上に
売場が映える。短め&シンプルネックレスを1本1本丁寧にディスプレイ
してみた。ごっついネックレス&シンプルネックレス、夫々コーナー化。

08月07日(水)
真冬以外、出かける際は、窓を開け放ち風が通り抜けるようし続けてきた
けれど。先日ふとした思いつきで閉め切ったまま出勤し、夕方戻ってみれ
ば部屋の中が思いのほか涼しくてビックリしてしまった。熱風が入らない
からなのでしょう。この12年間、無駄な事をし続けていたのだと後悔し
てしまった。思い込みって恐ろしい。生活習慣が、ちょっとだけ変わった。

08月08日(木)
メーカーさんにキープしていたシューズ3箱(48足)。売場の商品が少な
くなり、本格的にサンダルが必要となるシーズンに向け、納品手配の電話
をかけた。するとどうでしょう、担当者さんの手配ミスで3箱全て在庫切
れ!あららな展開が待っているのでした。といわけで、秋冬予約商品の納
期を早める手配を進めた。ヒョウ柄のシューズがひたすらずらりと並ぶ。

08月09日(金)
「この傘いけてるんだろうか?」「こんな色味、こんな柄見た事もないから、
良いのか悪いのか全く判らない」「何か変わってる!」「一体何処で売って
るんだろう?」ありとあらゆる疑問が渦巻いた傘。この10日あまり毎日
見続けていれば「なんて素敵な傘なんだろう!」評価が激変してしまった。
ある意味、衝撃的な出会いになったのでした。本日、日傘が1本売れた。

08月10日(土)
と思っていたら、今日もまたお馴染みのお客様が日傘を買って行かれるの
でした。何だか、見付けちゃった感じ。売場にきちんと並べ、1本1本丁
寧に売り続けて行かれる傘にようやくたどり着けた感じ(何だか、浜崎あ
ゆみの歌みたいだけれど)。“百貨店さんでは安すぎ、雑貨屋さんではちょっ
と高い”その中途半端な価格帯も良い感じ。さ、傘コーナーをどうしようか。

08月11日(日)
見上げればすっかり夏の空。気がつけば湿気もひいて。まだまだ暑さは続
くけれど、夕方はちょっとだけ夏の終わりの匂いがした。今年の夏は過ぎ
去るスピードが何だか早いな~と思っていたところ、秋物が続々と届き始
めた。スエード調の幅広ベルトとか、起毛のキャップ、フェルトのベレー
とか全く触る気にならないけれど、クーラーが効き出せば触りたくなる。

08月12日(月)
(何だか古くさくて、あまり好きな単語ではないのだけれど)上京して2
7年、お盆を都内で過ごすのは初めての経験なのでした。「とっても空いて
るわよ~どこもかしこも、車内なんてガラガラ」と耳にし続けてきたもの
だから、思った以上には空いていないけれど、何となく空いているのかも
等と認識してみるのでした。あれ、それってお正月のことだったのかも?

08月13日(火)
適度に暇だと「あっ、ここ掃除しちゃお」だとか「そうだ、ここ変えちゃ
おう」なんて足腰が軽めなのだけれど、余りに暇すぎるとお尻に根が生え
てしまって、何もする気が起こらない。「だって、掃除は盆空けでいいじゃ
ん」言い訳まで完璧なのでした。というわけでアクセサリー用台紙を製作。
いつもはダラダラと半日かかる作業が、ものの1時間で終わってしまった。

08月14日(水)
ヨガとピラティスだけならばまだ耐えうるけれど、マシーンやら自重トレ
ーニングをするととんでもない状態になってしまう。髪の毛が更に邪魔に
なってしまった。「こういう風にして下さい」夕刊の誌面に載った俳優さん
の写真を持参し注文。「丸坊主でもいいかな」極端なことを一瞬思いもした
けれど、持っている服もアクセサリーも合わなくなりそうだからやめた。

08月15日(木)
春先に仕入れた洋服がほぼ完売。そのまま秋物入荷を待とうと思いもした
けれど、2ヶ月近く売場がガラガラなのはと思い直し盛夏用トップスを仕
入れた。「毎日同じようなのばっか着てると飽きちゃう。取っ替え引っ掛け、
真夏は数が欲しい。綺麗な色&楽しい柄!」を合い言葉にセレクト。そう
お感じになられる方もチラホラいらして、チラホラとお買い求め下さる。

08月16日(金)
「このバッグってこんなに素敵だったっけ???」展示会場で目にし“ま、
ついでに各1注文出しとくか”オマケ的存在であった『スパンコール・バッ
グ』。納品され店内レジに飾れば、燦然と輝き始めるのでした。驚愕、今ま
で買い付けた数百個のバッグでナンバーワンかも。早々に馴染みのお客様
が反応されていた。これ今年のヒットバッグになるかも。大化けしそう。

08月17日(土)夏期休業
08月18日(日)夏期休業
08月19日(月)夏期休業
08月20日(火)夏期休業
08月21日(水)夏期休業

08月22日(木)
と、思っていた『スパングル・バッグ』。盆空け早々の午前中に両者売り切
れてしまった。リピートのお客様が共に一目惚れ。綺麗なもの、楽しいも
の、見たこと無いものって、やっぱり喜ばれるんだ!昨冬の『リアルムー
トン・バッグ』と全く同じ反応。面白い位似たような運び。というわけで、
このバッグだけは複数個売る事に決めた。早々に追加の手配を済ませた。

08月23日(金)
「あ~僕も欲しくなってきた!」「でもどっちの色にしよう?」「去年買っ
たクラッチとコーディネートしたら素敵かも」「でも、ちょっと派手かな?」
等とツベコベツベコベ思うのでした。あっつ、自分がお客さんになってい
る。お客様もこういうドキドキワクワクの気分を味わいに来店されるんだ、
買い物の基本を久しぶりに再確認した。さ、次は何方がときめかれるのか?

08月24日(土)
『アセテート製ネックレス』気がつけばいつの間にか定番品になっている
アイテム。売場もこの一年、ずっと同じ場所。この窓際のスペース、意外
と目立つ様子。今日は昨年に引き続き、色違いリピートのお客様がいらし
た。確か前回が奇抜な(ちょっと変わった)色で、今回は合わせ易い(何
にでも合う)色を選ばれた。自分の想像と逆の選び方で、微笑ましかった。

08月25日(日)
昨夕閉店間際、『銀×黒』を自分用に購入した。銀革のクラッチと合わせ出
勤。通勤電車の車内を通り抜けすると、肩に掛けた高さがちょうど車高の
中間程で、天井&床共にもれなくスパンコールの輝きに満ちるのでした。
ちょっと恥ずかしくなるくらいの光模様。いつかスパコール製ジャケット
を買おうと思っていたけれど、このバッグのおかけでその欲望は治まった。

08月26日(月)
お店に並べたいなと思えるリュックって、一度しか出会った事が無い。型
はシンプル、柄もいい、素材ももちろんオッケー、¥15000(意外と
早く売れた)。一万円以下で、人と被らない素敵なやつを探すのは至難の技。
と思っていたところ、ついに出会えたのでした。しかも銀のリュック。早々
に売れ、使われてる姿を拝見したらバッチリだった!これリピートしよう。

08月27日(火)
開店を1時間遅らせ、店内備品を求めに浅草橋へ。半期に一度の定置観測。
単なる消耗品を買うだけだから、カタログ上で済む話。けれど、実際に足
を運び小一時間でも世の中の空気に触れるって、とても大切なことだと僕
は思う。で、衝撃的なことを知った。運送費急騰の為、今まで無料だった
商品が別途必要になってしまった。かさ張るけど軽いから、抱えて帰った。

08月28日(水)
誌面で目にしたり、広告で見掛ける度一度食べてみたいと思っていた、と
いうか思い続けている“チョコレートケーキ”。そんな状況なものだから欲求
は膨張し続けているのでした。その店は新宿の外れ、行こうと思えばいつ
だって行ける行動範囲にある、ってのも更に拍車をかける。地下鉄の駅で
広告を目にし、地図も銘記されていた。というわけで、ついに足を運んだ。

08月29日(木)
秋冬商品一気に入荷。開店一時間でひと山出来てしまった。ああ、もっと
ばらけて納品されればいいのに、等と毎度のことながら思うのでした。ひ
たすら出し続ける。とりあえず店頭に出し切れば、がらりと季節が変わっ
た。秋冬色の洋服がフルラインで並ぶのは開店以来初。売場が更に一層華
やぎ始めた。再来週あたりニットのベストが届く。どんどん、変わていく。

08月30日(金)
ああ、本日ふた山目。何とか出し切った。ところで10年使い続けたスタ
ンプ台、使おうと思えばまだ使えるけれど、(ひょっとしたらあと半年は持
つかもしれない)じきお陀仏。というわけで処分し、今夏新調した。イン
クが濃くなったのはいいけれど、溢れしたたってしまう程で、押したら一
晩おかないと乾かない。落ち着くのに、1年くらいはかかるのであろうか?

08月31日(土)
駅前の洋品店。「10月まで、まだまだ暑いです」とポップを張り付け、夏
物衣料を店頭に並べていた。本当、今が一番必要な時季。以前親しくして
いた雑貨店店主が「お盆過ぎが一番必要なのに、洋服屋さんってTシャツ
売っていないんですよね。セールが終わって、もう秋物並べちゃってるか
ら」って言っていたのを思い出す。色物のTシャツ残しとけばよかった。


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