02月01日(月)
ちょっと奇抜なデザインの財布。しかも同デザインでL地型、ラウンド型
とふたつも仕入れてしまった。しかも財布コーナーは小さい上、とても見
難い。見ようと思い覗き込まないと目に入らない。そんなコーナーに、そ
んなアイテムなのでした。「これとこれ、どう違うんですか?」と言われ現
物を取り出し説明。触りもせず「じゃあ、両方下さい」となった。奇抜!

02月02日(火)
このまま寝転がっていようかな?と思いつつも、月に1回火曜日のお休み。
午後から嫌々街に繰り出した。嫌々等といいつつも、電車に乗り、有楽町
に降り立てばスイッチオン。もう全ての定置観測地点に足を運ぶのでした。
ラジオ体操の音楽が流れ出したとたん、身体が自動的に踊り出す感じ、し
かも第二まで。綺麗なモノ、新しいモノ、珍しいモノ、沢山見て気分一新!

02月03日(水)
テンションをあげ掃除洗濯(布団干し)をスムーズに進めるため、爆音で
2時間その時々気に入った音楽を流す。気に入った場合、ただ1曲をひた
すらリピート。本日はYOASOBIの『群青』。他の歌も素敵だけれど、ポカ
リだか何だかのCMで耳にした時から、コーラスのアレンジが妙に耳に残
り「この人達だったんだ!」と強化中。あと100回聞いたら、次の曲へ!

02月04日(木)
「下着って意外とギフトで買う人が多いのよ。こうやって、ハンカチとか
靴下と合わせたりして。女の人って、そういうの結構好きなのよ」そんな
ことを友人が言っていたけれど。「ああ、なるほど。こういう感じなんだ~」
早速、ギフト対応をした。キャミソールを色違いで組み合わせたギフトを
何回か作っているけれど、今後は上下セットってパターンもあるのかも。

02月05日(金)
毎夏人気の『アームカバー』。「こんなに可愛いのは何処にも売ってない」
「しかも安い」お客様が皆さん口を揃えそうおっしゃる。僕自身も市場リ
サーチをし続けているけれど、その度「ああ、お客様が言ってることって
本当なんだな」と実感するのでした。どうして他所のメーカーが真似しな
いんだろう?やはり和歌山の特別な工場でしか作れないからなのだろうな。

02月06日(土)
久しぶりに万引き発生。知らない間にこそっと、僕に判らないように取っ
ていってくれればいいのに、どうして皆さん二人組で、買う気配もないの
に犯行現場へと僕を呼び出し、更に全く関係のない話をし、例えば対にな
った商品の片方だけだとか、何故取ったことが判るようにしていくんだろ
うか?両方取っていけばいいのに。あげるのに。そして毎回翌日に判明。

02月07日(日)
クリスマスコーナーに手を入れた。棚の一番上、天井ギリギリまで並べた
商品を撤去し、下部へと移動。視線の位置を下げてみた。売場の印象が更
にスッキリし、しかも見易くなった。そして全商品にワイパーをかけ、置
き直す。棚卸しも終了し、このコーナーに並ぶ総個数&総金額を把握出来
た。今後2年かけ、これら全てを売り切る。そんな覚悟を改めてし直した。

02月08日(月)
今秋冬アイテム展示会第一弾。肌寒く、人出も少なく、何となく気分が乗
らない。そもそも半年先の事等を考える気分にすらなれない。単純に予定
をこなす気分で隣町まで足を運ぶのでした。しかしながら、やっぱり新し
いって楽しい!何の期待も無い分、テンションが炸裂。一度の展示会でこ
れほど素敵なアイテムに出会ったのは初めてかも。展示会シーズン開始!

02月09日(火)
「一昨年出した正方形ストール、インド製¥5000位のやつ、出ます?」
「値段は一緒?種類も同数?」ふと思い立ち、デヴィーさんに確認の電話
をしてしまった。出るとのこと。というわけで、昨夕見付けまくったアイ
テムは、半数を見逃すことにした。心の中のコンセプト(商品集めの指針)
決定。「持ってないアイテム!」「色を楽しむ!」「一万円でおつりがくる!」

02月10日(水)
「一ヶ月後にもう一度お願いできますか?」「すみません。二週間後にもう
一度入荷して今年は終わりです」「じゃあ、1ダーズ入れといて下さい」一
昨年は独り営業が始まり手一杯、昨年はこの騒動が始まりそれどころじゃ
なかったのかも?そうして2020、ヒヤシンス大作戦再開。人って強い
な。2週間後、咲き終わってなくても届いてしまう。置き場所既に無し。

02月11日(木)
主要取引先のアクセサリーにおいて、実物を見なくてもカタログ上で商品
の価格さえ見れば、それがどんな感じの仕様であるかをあらかた把握でき
るようになった(つまるところ材料代)。「あ、思ったよりも良かった!」
時々いい方に誤算が起こる(その逆は無い)。今日届いたガラスビーズのピ
アスは、上出来。さすがインド産。あと¥1000高くても安く思える。

02月12日(金)
昼間何気なく地上に出れば、3階に入居した英語教室の看板が2つ置かれ
ていた。昨日か今日開店された様子。1階奥を契約された手作りアクセサ
リーのお店は、来月開店されるそう。これにてビル内全店舗が綺麗に埋ま
った。改めて考えてみると、地下のフロアーにうちの店しかなかった時期
もあった。去年は緊急事態宣言で2月も休んだっけ。随分前の話に感じる。

02月13日(土)
「ここもすっきりさせよう」年明けから開店支度をする度、毎朝そう思い
続けているのでした。すっきりさせる=セール品へ回す、そんな図式にな
るのだけれど、生憎現在セール品コーナーは山盛り。けれどその強い欲求
にとうとう負けてしまい、すっきりさせてしまった。ワイン箱ふたつ分追
加、超山盛りにしてしまった。店外の売場も、この一年かけてスリム化。

02月14日(日)
昨日店頭に手を入れたのはいいけれど、やはりしっくりこない。しっくり
こないから、更に手を入れ、什器を入れ替えたり元に戻したりを繰り返し
はするけれど、やはり違和感を覚えてしまう。その違和感の正体は、数年
来の定位置を見慣れた視覚的に、それから朝夕自分の手足を使い出し入れ
をする身体的、習慣的なもの。そういうことを繰り返し、10年になる。

02月15日(月)
久しぶりのしっかりした雨。子供の頃は雨の日ってもっと多かったような
気がするけれど、よくある勝手な思い込みのひとつかもしれない。店外に
並べたセール用ワイン箱は雨に濡れないよう、壁側へ移動。するとぎゅっ
と凝縮され、箱が倍増したかのような錯覚に落ちてしまった。置き方1つ
で、見た目が変わる事を再確認する。売り切るものが沢山ある事を可視化。

02月16日(火)
1週間程かかるのかと思ったら、たったの数日だった。意外に早く、納得
のいく配置に落ち着く。そうすると朝夕の出し入れが楽になり、それが習
慣となり身体が覚え、無意識で動くようになる。(ただしそれがあまりに長
時間続くと、今度は飽きて変えたくなる。その繰り返し)新しい売場を見
渡せば、カード専用回転什器をもう1台増やしてもいいかと思い始めた。

02月17日(水)
ヒヤシンスがある時を境に、一気に咲ききってしまった。ただひたすら咲
き続けている。このムッとする匂いも、いい匂いなのか、それとも嫌な匂
いなのかこれだけ嗅いでも未だに判断不能。頭が重く垂れ足れてしまった
ものは切り、花瓶やらコップやらグラスやらにさすのけれど、それが6個
分になってしまい、鉢植えと合わせ18個にもなってしまった。細胞分裂。

02月18日(木)
北欧の木製ピアスが届く。様々な素材のピアスを並べ続けてきたけれど、
“木”そのもので作られたものは並べたことが無かった(木製パーツを一部
使用は有り)。しかもひとつひとつ箱入りだから、目をひく感じ。もう4年
程前になるだろうか?今回同様箱入りの“ガラス”を並べたっけ。ちょっと
懐かしい。その後、定価が2~3割上がってしまいやめてしまったけれど。

02月19日(金)
グリーティングカードが届く。国内主要メーカーは大概チェックし続けて
いるけれど、『グリーティング・ライフ』社のアイテムが断然図抜けている。
デザインはもちろん、色味、素材感、ボリューム、全てのバランスがいい。
更に雑貨的に飾って楽しむことも可能。正に、小さな花束って感じ。来月
は双璧の『リーフワーク・カンパニー』社に発注し、全ラックが埋まる。

02月20日(土)
「女の人は、自分のサイズを分かってるから見れば分かる。本人に選ばせ
ればいいわよ~」そんなことを友人が言っていたけれど、本日納得。「これ
はMサイズで。こっちはLかな~」お馴染みのお客様がおっしゃった。次
回いらした際、履き心地を伺わなきゃ。そしてその感想を、次のお客様へ
と伝えていかなくてはならない。もっと厚い生地が好きって意見もあった。

02月21日(日)
今夏並べる商品の手配をする。(商品残数が少ないため)カタログ化されて
いないメーカー在庫を尋ねたり、(ロックダウン中の)フランス国内での完
全注文生産のため早目にオーダーしたり、「以前注文した〇〇○みたいな大
振りなデザインを探してます、何かございますか?」漠然とした質問をし
たり、ファックスを3件流した。全て『リング』、現在リング熱に感染中。

02月22日(月)
(おそらく社長さんである)女性担当者さんから電話があり、廃盤商品の
ストックを全て譲ってもらう事にした。「ええとねえ、今年の新作なんです
けど、すんごく可愛いやつが出たんですよ。上手く言えないんですけど、
もう本当に可愛いの!」「何種類あるんですか?」「¥1600円で9種類」
「ああ、そうですか、じゃあ全部2個づつ下さい」無茶苦茶な注文方法。

02月23日(火)
ラッピングコーナー。『箱』は縮小し、その分『巾着』を充実させる。「箱
に入れ、包装紙で包み、リボンをかける」ってのが時代的に合わなくなっ
た。それよりも気軽にぽんと洒落た袋に入れる方が主流。この流れは変わ
らない。そんな理由で、がらっと入れ替え。巾着のサイズを更に取り揃え
ることにした。これほどの量を揃えているお店は無いから、特色が出る。

02月24日(水)
ヒヤシンスって一気に咲くけれど、咲いたら咲いたで、今度はひたすら咲
き続けている。何時枯れるんだろう?って不思議に思う程、咲き続けてい
るけれど、ある日唐突に枯れてしまう。二度目の注文は叶わなかった。今
年は何故か咲いたものしか市場に並んでいないらしい。残念。球根は最初
から最後まで楽しみ切れる。あと1週間程で、今年のヒヤシンスは終了。

02月25日(木)
例のすんごく可愛いリングが届く。ああ、なるほど。これは他で見た事が
ないから、そうとしか表現が出来ないことが見た瞬間分かって可笑しい。
彼女、他所でもあんな風に説明しているのであろうか?「何か新作でいい
のがあれば一緒に下さい。¥3000円までで、ボリュームがあって、お
まかせ」って無茶苦茶な注文方法したからか。僕は他社でも言ってるけど。

02月26日(金)
「桜のカードはありますか?」「おひな様のカードはありませんか?」今春、
開店以来初めて尋ねられた。理由は不明。数年来カタログを見続け「ああ
~桜のカードか~」と頭の片隅に記憶していたから注文を出す事にした。
『舞子さんが桜の下で和傘をさしてる立体カード(ぎりぎりオッケーなデ
ザイン)』「和柄のカードはありませんか?」開店以来何回か聞かれたし。

02月27日(土)
「ファッションはクリスマスツリー。デコレーションをしたら、ちょっと
離れて全体のバランスを確認して飾り付けます」“50代からのファッショ
ンセオリー(太って見せない)”関連の書籍を、友人のスタイリストからま
とめてどかっと譲り受けた。その中のワンフレーズ。思わず業務ノートに
書き出してしまった。ああ、繋がった!クリスマスツリー、思わぬ出会い。

02月28日(日)
先月買った、友人曰く“玉乗り出来そうな”ブーツを履き、サーカスを観に
横浜に行った。合間の休憩時間、飲み物(お酒)を買いに行く際、ピエロ
のコスプレをした観客に出会った。その瞬間「スパンコールのセーター着
てこれば良かった!」後悔の念が一気に沸き起こったのでした。詰めが甘
かった。購入したのは昨年10月。ああっつ、手持ちのカードの確認不足。


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