01月07日(木)
“自宅”の所有物。常に入れ替えし、綺麗に整えてはいるけれど、実は数年
来使用しておらず、けれどまだ処分していないモノがまだちらほらとある。
けれど、どの収納場所も2~3割の余白が残っているから、いいことにし
ている。これが“お店”となると話は別だから面白い。常に処分し続けない
と気が済まない。そんな次第で、更にスリム化し、更に余白をもたせたい。

01月08日(金)
店内ストックを全て店頭専用コーナーへ移動。全在庫を見える化し、店頭
在庫限りで『シューズ』の取り扱いは終了。昨年までのような段ボール箱
単位での仕入れ方法は、時代の流れ&人の流れ的に無理になってしまった。
取り扱いを始め7~8年、通常定番商品化し約3年、とりあえず一旦終了。
一年後、その空いたスペースに一体どんな商品を僕は並べるのだろうか?

01月09日(土)
棚卸開始。4年前、3年前は夫々別の友人に手伝ってもらい、昨年から全
て独りで始めた。だから独りでの棚卸しは2回目。昨年は一年かけ、クリ
スマス商品や文房具&一般雑貨を売り減らし、商品数を目算で半減させた。
今年は更に半減させ、店内在庫の「数」を更に減らしていこう。全てを独
りでこなすと、その数字の意味を深く理解できる。ゲーム感覚で楽しむか。

01月10日(日)
棚卸し、怖い位順調に進んでいく。やはり数が少ないと心理的に気が楽。
5年前ならば「これ全部数えるんだ~」と数える前にぐったりしていたっ
け。しかも数え終われば終わったで「これ全部計算するんだ~」と電卓を
たたく前につかれてしまったっけ。それすら懐かしく感じられる。昔やっ
た任天堂のゲームのよう、白地図を塗りつぶす感じで楽しく進めている。

01月11日(月)
取り扱い商品が常に変わり続け、やめるものがあれば、売場の広がるもの
もある。かと思えば、同スペースで同量扱い続けているアイテムもある。
だから部門毎の棚卸し結果を、昨年&一昨年の数字を比べれば見えてくる
ものが色々あり大変興味深い。靴下コーナー、昨年末に倍床したけれど数
はほぼ同数、金額が2割上がった。これレギンス&タイツの定番化が原因。

01月12日(火)
「明日雪みたいだから、うちのお店は臨時休業しま~す」と同ビルの方か
らメールが届く。うちもそれに見習った。しかしながら心配事発生。昨夕、
閉店作業前に店内の加湿器を1階の水道で洗ったのだけれど、取り込むの
を忘れてしまった。火曜日、水曜日と2日間放置。あらら、木曜日まで忘
れていれば良かったのに、朝一思い出してしまった。残ってますように。

01月13日(水)
昨年一年着続けたジムウェアがお釈迦になったので御免なさいをした。新
調前に、中途半端な部屋着の類を着倒し処分しよう思い、新春からボロッ
チい格好で通っているのでした。先週は丈長ショートパンツの為「足の動
きが見え難くなった」、今週はよれたTシャツだった為「虫取り少年みた
い」と先生に言われた。鏡に映った姿を再確認すれば、みすぼらしかった。

01月14日(木)
レギンスのお客様がリピート。80歳の義母にクリスマスプレゼントで贈
ったら(何をあげてもあまりあまり喜ばない人らしい)、びっくりする位喜
んでもらえたとのこと。「病院に通う時に、タイツと違って脱ぎ着が楽なん
ですって。しかもお腹まで伸びるから温かいって。だから色違いをあげよ
うと思って」なるほど。そういう使い方もあるんだ。新たに1つ教わった。

01月15日(金)
昨年末、アイテムの配置換えを行った。その際ハンカチを入り口正面に移
動し、「マスク」「マスクチェーン」「エコバッグ」等と一緒に並べた。自分
の中では“手に持つ消耗品”で括ったつもり。そしたら、急にハンカチが動
くようになった。今までの置き場所が悪かったのだろうか?ちょうど素敵
な新作を見付けた。縁がスカラップになったタオルハンカチ。導入決定!

01月16日(土)
「ああ、そうだ。マネキンに部屋着とエプロンを着せてもいいじゃん!」
開店準備中、突然頭に浮かんだ。隔週で着せ替えをしているけれど、“春物
には早く、冬物はもういらない”この中途半端な時季に、何を着せていいの
か判らない。この2週間ほど頭の片隅で考え続けていたから、ようやく答
が出て来たのでした。エプロンは新作の届くタイミングで飾ってみよう。

01月17日(日)
アクセサリー集計終了。この3年かけコーナーを固定化し、広さ&使う什
器が決まったから、売れた分、新作を追加し商品を入れ替えていく流れが
出来上がった。全ては目算。けれど、改めて数字で確認すれば、ピアス2
00個、イヤリング100個、ネックレス100本、ブレスレット50本
前後になっている。今年はリングコーナーを充実させ、100個集める!

01月18日(月)
棚卸し終了。予定した半分の日数で終えてしまった。店内在庫総個数は2
019年約6000個、2020年約5000個、今回2021年1月約
4000個。どうりで早く終わった訳だ!今年はクリスマス&文房具を更
に売り減らし、2022年在庫個数3000を目指す。一年に一度しかし
ない棚卸し、こうして数字で体感すれば、一年の目標が更に明確になる。

01月19日(火)
2時間、下着のレクチャーを受ける。ここ最近集中して市場リサーチし、
雑誌書籍を読み直し、“自分のお店でこうこうこういうショーツで、こんな
価格帯で、こういう人達に紹介したい”という指針を作り上げ臨んだ。する
と紹介いただいたアイテムは、正に僕の希望通りの品質で価格帯のものが
出てきて驚いてしまった。週末から、今度はメーカーさんと商談を始める。

01月20日(水)
1日中下着のことを考えていた(水中ウォーキング中は尚更)。1つの事を、
1日中考え続けるのって久しぶりのことかも。10年前、お店を始めよう
と計画を練っていた1年間を思い出すなあ。下着導入の1年後、2年後の
店内配置まで想像してしまった。店内奥のコーナーは、下着コーナーへと
変えていく。考えではなく、目で見える感じ。そう、正に目に見える感じ。

01月21日(木)
メーカーさんから電話があった。友人が事前に詳細を伝えていたから、1
0分程でスムーズに終了。結果、僕の売りたい型で、色味はお任せし速攻
発送してもらう事になった。売れる色はサイズによって違うらしい。面白
い!ひとつひとつ現場で、お客様に、メーカーさんに教わって学んでいこ
うと思う。到着後速攻で並べられるよう、ショーケースを1台空にした。

01月22日(金)
「そうそう、社長さんからお電話いただいて、スムーズに終わりました。
年4回、関東の取引先を廻るっておっしゃってたから、近くうちのお店に
いらっしゃるかも。60過ぎのおじさんと、僕がさあ、このテーブルで下
着を裏返しにして真剣に喋ってたら。何か下着泥棒の自慢大会みたいじゃ
ない?」下着のレクチャー2回目。友人と下着を裏返しながら笑い合った。

01月23日(土)
3日前から売場を空にし、値札も用意し、もう準備万端!ようやくショー
ツ到着。「四国から送ってくるから、どんだけ早くても午後便よ」友人から
耳にしていたから心の準備は出来ていたけれど、もう昨晩からワクワク感
が半端無く、まるでサンタのおじさんを待つ気分。ああ、来年にはクリス
マスコーナーを下着売場に変えるから、コンセプトは繋がっているなあ。

01月24日(日)
降雪予報の為、臨時休業(結局、雪は降らなかった)。正月に旅先で読むつ
もりで買った推理小説をベッドで横になり、7時間ぶっ通しで読み更けた。
顔も洗わず、食べ物は冷蔵庫の中を漁り、結局一日寝巻のまま。そういう
のを贅沢って感じるようになったのは、一体何時からだろうか?面白いな
あ。そういうだらしのなさを、贅沢であると勘違い出来るだけでも幸せだ。

01月25日(月)
お店を一日休んだら、ポストに郵便物が溢れていてびっくり。2021春
夏カタログ4冊到着。そのチェック作業で丸一日終了。昨年末大好評だっ
た刺繍マスクの新柄、“ココちゃん”柄マスクも発見!アクセサリー、洋服、
カード、次々とセレクトしどんどん発注書を送信した。これにて今年半年
分のメイン商材発注終了。恐ろしいけれど、来月から秋冬展示会が始まる。

01月26日(火)
出来上がった下着コーナーをチェックしに、友人が来店。「このレース、板
の上に直接置くよりも、何かに載せた方が綺麗じゃない?」「べたっとしち
ゃうから、所々半分に折って並べてみては?」言われた瞬間、並べ直した。
すると、商品に新たな表情が生まれ、更に魅力的になった感じ。こうやっ
てひとつひとつ変えていくのだろうな。雑貨的ショーツコーナー、発進!

01月27日(水)
「先生、僕、頭悪いんで6つも覚えられないです。4つでお願いします。
4つ。しばらくして慣れて覚えたらあと2つ教えて下さい」やたらに長っ
たらしいカタカナ単語を一気に6個も!先生がまくしたてたから即ギブア
ップした。筋肉の左右差を整えてからトレーニングを始めた方が、更に良
さそう。10分間の事前ストレッチを、本日よりピラティスに変更した。

01月28日(木)
春夏バッグ第一弾納入。今春は3社から商品をセレクト。うち今回納入の
1社は『バッグ・イン・バッグ』をまとめて買い付けてみた。「新しいバッ
グは買いたいけど、ちょっとなあ」とか「ミニバッグにも使える!」とか
「へえ、便利そう」だとか、提案の角度をちょっと変えてみた。今まで並
べたことのないアイテムだから売場も華やぐ感じ。ちょっと変化球投げた。

01月29日(金)
キャミソールが人気だったから、昨秋同メーカーの長袖を買い付け。とり
あえずグレーのみ1色1箱3枚仕入れた。するとキャミソールを全色お持
ちのお客様が「グレーはちょっと」とスルー。一体何色だったら良かった
のだろう?聞きそびれてしまった。すると別のお客様が一枚購入。良かっ
たからとリピート。本日娘さんへのギフトで完売。いいことなのだろうか?

01月30日(土)
春夏の洋服納入。わりかし小さ目の段ボール箱1つだけれど、春夏物は生
地が薄いからぎっしり詰まっているのでした。新しいアイテム、僕は目を
皿にして探すし、メーカーも必死になって企画する。だから見た目的にも、
気分的にも何かしら新しいエッセンスが感じられる。今回は、柄物を押さ
え無地&モノトーンアイテムをセレクトした。売場の雰囲気が変わった。

01月31日(日)
下着が続けざま売れた。まずはお得意様やリピートの見知った方に!など
とは考えていた。だから初来店、しかも20代女性に、まさか総レースの
ショーツを売るだなんて全くの想定外なのでした。けれど、ちっともイヤ
ラシクはならなかった。バッグやピアス、ネックレスを紹介するのと同次
元。あっ、気張らなくていいんだ。案内用サンプルを用意してよかった。


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