06/01(月)
夕方、30分程、隣町の雑貨屋さん店主とおしゃべり。彼の店は雑貨店的
アパレルに力を入れているから、洋服、帽子、ストール、サンダルといっ
たうちの店ではほぼ取り扱うことの無い商品が多い。だからそれらにまつ
わる小話を聞けるのがとても楽しい。知らないことばかりだから、とても
勉強になる。「次回、ちょっと挑戦してみようかな」と思えることも新鮮。

06/02(火)
昨年同様、今年もクリスマスカードのセレクトを半分スタッフにお願いし
た。定番人気柄のミニサンタシリーズ、やはり欠かせない和柄はあまりに
種類が多すぎ、僕には全く区別がつかない。一体全体、この大量な中から
どうやって選べというのだ!カタログに軽く毒づいてしまうそう。昨年の
セレクトと照らし合わせ、バランスよく選んでもらった。唯一苦手な作業。

06/03(水)
クリスマス展示会3件。うち1件は今季のカタログをチェックし「変わり
映えがしないから止め。でもついでだから覗くだけ覗いておこうか」的な
捨て駒であったはずなのに。展示会場限定商品なる『スヌーピー・クリス
マスシリーズ』を目にした瞬間、フリーズしてしまったのでした。201
5クリスマス、一押しの商品誕生。足を使わないとやっぱり駄目。再確認。

06/04(木)
昨日展示会場でサンプル品として並んでいたスヌーピーのフィギュア。金
と銀のモールを巻き付けた、何だかよく判らない品。こんなスヌーピーは
見たことがないし、こんなスヌーピーが世の中にあるってことが不思議だ
と思い、両方購入。店内に並べるべき場所が見当たらず、とりあえずレジ
脇へ置く。で、すぐに売れてしまった。商品の由来話にも喜んで下さった。

06/05(金)
昨日のスヌーピー、スタッフに見せる為、写真に残しておけばよかったな
~と少し後悔。他の物も入荷次第連絡が欲しいとお客様もおっしゃって下
さり、更なる手応えを感じられた。だからメーカーに電話し、少しだけ数
を増やしてみた。スヌーピー、生誕65周年で、これから盛り上がるらし
い。昨年のムーミンのようになるのかしらん?僕、スヌーピーって大好き。

06/06(土)
「あれ、何ですか?」マリーブイーのバッグを指差し、パリ柄バッグに一
目惚れ。天井から下し手渡せば、そのまま抱え、店内を回られお会計。一
昨日のスヌーピーに引き続き、一目惚れ第二弾。「この年になると、物を見
ても、そうそうときめかなくなっちゃうのよね~」スヌーピーさんの言葉
を思い出す。パリ柄バッグ大、これにて取り扱い終了。新柄に入れ替える。

06/07(日)
ジェリーシューズ最後の1足が売れ、完売。「色が選べないから、最後の2
~3足は残っちゃうかもしれませんね」スタッフが言っていたけれど「1
足しか残っていなくても、売れちゃうものなんですね」と前言撤回。「何で
も挑戦してみないと判らない」今回つくづくそう思うのでした。「どうして
こんなに好評だったのか?」問題について、次回スタッフと会議しよう。

06/08(月)
丸一日掛け、クリスマスコーナーのディスプレーを大々的に変えた。それ
に伴い、他のコーナーで使用中の什器と入れ替えもしたから、店内中央&
入り口の印象も随分変えられた。で、今回一番驚いたことは、どの商品を
棚の奥から取り出そうと、どの棚を移動させようとも、棚&床に埃が全く
溜まっていないことだった。びっくり。スタッフに、明日報告しなくては。

06/09(火)
昨日のディスプレー替えのコンセプトは「クリスマスマーケット」。本場ド
イツの話をお客様から何度もうかがい、六本木ヒルズやミッドタウンのマ
ーケットを昨冬目にし、何となくイメージが湧いてきた。一晩時間をおき
新しいコーナーを見直せば、更に納得がいくのでした。今冬は、店全体を
使ってクリスマスを更に演出する。その最初の一歩。はじまりはじまり。

06/10(水)
銀座までアクセサリーを借りにいく。一体どれくらいのカサになるのか判
らず、ガラガラ1台とトートバッグを抱えて行った。半ズボンを履き、帽
子を被り、赤いガラガラを引けば、何だか旅行気分。そんなことでテンシ
ョンがちょっとだけ上がる僕は、つくづく安上がりな人間であると思い苦
笑い。で、結局トートバッグひとつで充分なのでした。行きはよいよい、、、。

06/11(木)
昨日持ち帰ったアクセサリーを店内中央に並べる。借りてきた黒いビロー
ド張りのトレーやアクセサリースタンドを使えば、場の雰囲気がガラッと
変わり、小さなお店が出店してきた気さえしてくる。全身鏡の前、クリス
タルの小さなスタンドの灯り、それからアクセサリーの持つ質感。程よい
狭さのスペースも、ちょっと立ち止まってみたくなる?更に手を入れねば。

06/12(金)
お客様からいただいた注文分に、お店分ものせて発注したキットカット時
計。新色のストロベリーアイス、バーガンディーは色が珍しく人目を引く。
それから限定のブラックレディーは、定番の黒猫君と一緒に並べると迫力
満点で視線が釘付けされてしまう。これ、ペアーにして新築祝いや結婚祝
いに使えるかも。黒猫君を持っている方が買い足されたり?とても新鮮!

06/13(土)
出勤前、毎朝お馴染みのお天気コーナーで「今日は暑くなります」と言わ
れた。この湿気と気温に身体がまだ慣れず、耳にした瞬間げんなりしてし
まう。出勤後、朝一、「今日は暑くなるらしい」と業務日誌に記入。4時過
ぎ、入店されたお客様に「外は蒸して蒸して、凄いわよ」と言われた。「外
は無茶苦茶暑いらしい」早速記入。地下にいると、感覚が更に狂っていく。

06/14(日)
最近、どういう訳かポチ袋よりも、のし袋の方がよく動く。この1~2月
ほど、お客様がのし袋をレジにお持ちになる度、そんなことを感じ続けて
いる。「お札を折るのが嫌だから、私はのし袋派」とおっしゃる方々とは、
何となく理由が違った様子。ポチ袋は色々なメーカーが出し、可愛らしい
ものが沢山あるけれど、のし袋は滅多にお目にかかれない。探さないと。

06/15(月)
夕方より、イベントコーナーの片付け。日傘を下げ、梱包し、明日の朝一
にフェーブ展の支度が出来るようにした。それに伴い、天井からぶら下げ
ていた日傘を3本下げ、代わりにパリ柄の雨傘を並べてディスプレー。パ
リ柄のバッグも目立つよう、配置換え。パリ&フランス好きな方の目に留
まりやすくなるように。フェーブの次はハンジ展だから、尚の事よかった。

06/16(火)
久しぶりのお休み。気分転換に(というよりも寝坊して)、いつも参加して
いる午前のピラティス30分クラスではなく、午後のイシュタヨガ90分
のクラスに参加した。やはり午後のレッスンの方が空いているらしく、ゆ
ったりしたスペースを使うことが出来た。次からこのレッスンに変えよう。
たま~に、いつもと違うことをすると、新たな視点が増え、楽しみが増す。

06/17(水)
久しぶりにフレンチトーストの支度をした。とはいっても、切って、混ぜ
て、浸けるだけの簡単な作業。けれども僕の場合は「日比谷のホテルの1
晩寝かす」を何度も真似した結果、「2晩寝かす」へと進んでしまったから、
「明後日の朝食はフレンチトースト」と覚悟しないとならない。何度か裏
返し、極限まで牛乳を吸わせる。ちなみに「3晩寝かす」と忘れてしまう。

06/18(木)
フェーブ展スタート。今年も自分用に指輪をひとつ購入した(¥400)。
去年もひとつ買った。けれどすぐ落として割ってしまった。期間中のひと
月もったのかしらん?記憶ゼロ。というわけで、今回のこの指輪、落とさ
ず、割らず、せめてフェーブ展の会期中は小指にはめ続けようと覚悟をし
た。子供の駄菓子。大きなダイヤモンド型の指輪になった飴を思い出した。

06/19(金)
これから9月中旬まで、凄く暑かったり、雨が降ったり、人出の少なくな
る日には、玄関のドアを閉め営業をする。人出のある時間帯は、ドアスト
ッパーを使い、ドアを開け放つ。その方法は昨夏思い付いたのだっけ。そ
れに伴い、入り口のディスプレーを変えた。左右の位置を入れ替えるだけ
で、雰囲気ががらっと変わる。8月末まで、今のディスプレーを続ける。

06/20(土)
母の日のカードよりも、父の日のカードの方が動きがいい。(うちのお店に
限ったことなのかもしれない)一体どうしてだろう?と不思議に思うも、
聞くわけにもいかず、独り勝手に想像するしかない。「母親には物を贈った
り、食事をごちそうするけれど、父親はカード一枚で終わり」という結論
にいたった。仮にそうだとしても、カードを贈るのだから、素敵なこと。

06/21(日)
紫陽花寺へ。天気予報に従い、面倒臭いと思いつつも長傘持参。途中、折
畳みにすれば良かったと後悔を覚えつつも、雨が降り出した瞬間、そのあ
りがたみを感じるのでした。「紫陽花柄の傘を探すか作るかすれば、こんな
日には皆さん買って下さるだろうに。そこそこ出来が良くて、¥2000
なら迷わず買うだろうな」寺前の雑貨店を目にし、下世話なことを思った。

06/22(月)
中国人観光客の方が、先日仕入れたパリ柄の傘を買われて行った。つり下
げた傘の下で立ち止まっていたのは、どう持ち帰ろうかと躊躇されていた
のかもしれない。選ばれた柄は、僕がついでにセレクトした柄(絵の作家
は同人)。エッフェル塔や、パリの街角でもなく、ちょっと男っぽい感じの
デザイン。でも、実はこの柄が一番好評なのでした。並べないと判らない。

06/23(火)
午前中、検診。「あなたは前回、中性脂肪の数値だけが悪かったんだよね」
と先生がおっしゃった瞬間、2年前のことを思い出すのでした。「あ、そう
でした。前日に、缶ビールとポテトチップスを食べたんでした。すみませ
ん、昨晩も食べちゃいました。でも缶ビールはやめたので飲んでません」
会話が続く。休みの前日は、無性にポテトチップスを食べたくなるらしい。

06/24(水)
ヒッチコック、初期の作品が10枚組になって¥2000。しかも2シリ
ーズも出ていたから、昨年買い求めておいた。僕の卒論は『ヒッチコック
論』、18年前には初期の作品を探すのにとても苦労したっけ。題名はしっ
かり覚えていたけれど、内容は記憶と全く違っていた。あの頃目にしたも
の全てが、ぐちゃぐちゃになっていた。恐ろしい。観直すって貴重な体験。

06/25(木)
年末への仕入れ準備みっつ。ひとつ、カレンダー展の始まる前に、品切れ
しているアニマルダイカットメモを全柄用意しておく。ふたつ、9月1日
発売新作の「のし袋」が届く前に、種類の少なくなった「のし袋」を幾つ
か並べておく。それから、来月にひとつ。新しく作るバッグコーナー専用
什器をひとつ用意しておくこと。7月末から、秋冬商品の納品スタート。

06/26(金)
「雨も降っているし、セール本番前だし、今日は暇だろうな~」と独り思
っていると、2時過ぎから4時前まで、ばたばたと慌ただしかったのでし
た。この梅雨の時期は、晴れていても人がいなかったり、雨が降っていて
も人出があったりと、本当によく判らない。消費行動に対して明確な目的
のない、中途半端なこの季節、少しでも季節っぽさを出していかないとね。

06/27(土)
クリスマス商材、一番最後に残った重要商品「ラッピンググッズ」のカタ
ログ配布開始。今冬はメーカーをひとつ増やし、3社から商品をセレクト。
使用用途&使用目的が明確なので、デザインそのものに劇的な変化はない
けれど、それでもやはり、昨年とは違う物を求めてしまう。今冬はスタッ
フにセレクト作業を全て任せる。彼女の方がラッピング知識が豊富だから。

06/28(日)
クリスマス用、パーティーグッズのカタログ着。昨年早々に完売したカッ
プケーキキット(カップ&ピックの箱入りセット)とピックのみを今冬は
注文しよう、と前もって計画していた。為替&人件費&材料費の高騰で値
上がるとは聞いていたけれど、想像した程は値上がっていなかった。けれ
ど、ロット数が1から6へと増えてしまった。世の中は繋がっているのだ。

06/29(月)
クリスマスラッピング第一弾、営業さんがいらした。毎度のことながら「や
はり実物を見ないと何もわからない」ことを痛感する。カタログ上「値段
のわりには、ちょっとちゃちいかな」と云うものが思いの外出来が良かっ
たり、スルーしていたものを実際に手に取れば、その質感が存外に良く値
段以上の見栄えがしたり。今冬、メーカーを3社体制に増やしてよかった。

06/30(火)
クリスマスラッピング第二弾、営業さんがいらした。こちらはちょっと“が
っかり”が重なった。「これ、いれなきゃ!」事前に決めていた商品を見せ
てもらえば、想像と違いがっかり。思わず「ありゃりゃ~」と声に出そう
になってしまった。あとは生地が薄すぎて、中に入れたものが透けて見え
てしまったり。けれど、こちらはシールの出来が良かった。シール多目で。


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