10/01(木)
年末商材入荷開始。段ボール箱の山で、奥のクリスマスコーナーが埋まっ
てしまった。ただ今年は、どのメーカーからどんな商品が幾つ届くのか、
商品画像付きでまとめてあり、しかも検品後すぐに値札が貼れるようプラ
イスシールも用意済み。だからいつになくスムーズに品出しが運ぶのでし
た。カタログを見れば、一目で箱の中身を把握出来る。気分的にも楽ちん。
10/02(金)
朝、強風&人身事故で全ての電車が行き先変更&湘南新宿ラインは運休。
大宮で乗り換え、赤羽で乗り換え、新宿で乗り換え、やっとやっと渋谷に
たどり着いた。そんなことも忘れ、帰路渋谷駅に向かえば、何とこれまた
人身事故で湘南新宿ラインは運休。思い出し一気に疲れてしまうのでした。
その場合、品川まで出て東京上野ラインに乗った方がいいのだろうか?
10/03(土)
クリスマスカードを並べる。5回目のクリスマス、経験値も随分増えたか
らスムーズに事が運んだ。メーカーのバランス、価格&柄のバリーエーシ
ョン、同じようでいて同じではない何かしらの新しさの提案。決してルー
ティンワークに陥るのではなく、ひとつひとつきちんと商品を選ぶ。来週
から始まるクリスマスマーケットに向け、徐々に店内をいじり始めている。
10/04(日)
来春買い付けるバッグのセレクト作業。けれど、展示会で手に取った帽子
が心に引っかかり続け、しかも隣町の雑貨屋さんに「夏は絶対に帽子をし
た方がいいですよ」と会う度言われたこともあり、バッグをやめ帽子に挑
戦してみようと思い立つのでした。新しい挑戦!価格的にも全て¥300
0前後と、雑貨屋さん的にもオッケー。何より、質のいい点が素晴らしい。
10/05(月)
業務日誌のページを繰れば、この9月12日から毎朝の温度に加え、湿度
も記すようになったのでした。ちなみに今朝の湿度は60%、昨朝は73%。
急に乾燥してきた!数字をちょちょっと書き込んでいるだけなのに、何か
驚くべき実験をし続けているような気分になってしまうのは、大袈裟な僕
の性格ゆえか。この数日、目の乾きが酷くなってきた理由も明白になった。
10/06(火)
この時季になると、お顔をお見掛けし始めるお客様が増えてくる。いわゆ
る“クリスマス好き”のみなみなさま。その最初のお客様。「あれはどうした」
「これはどうした」等と去年お買い求め下さった商品の会話からはじまり、
「今年はこうしよう」「これを買い足そう」等と今年の話に進んでいく。み
なさん商品をとても丁寧にご覧下さるから、こちらとしてもすごく嬉しい。
10/07(水)
衣替え終了。面倒な、帽子の手入れも済んだ。肌に触れる場所は無水アル
コールで拭き、それ以外は軽く水拭き。それから風に当て充分に乾かし、
箱に仕舞う。「どうしてこんなに帽子を持っているのだろうか?」と反省の
意味を込め秋がくる度思うのだけれど、今夏は更に3個も増えてしまった。
でも「茶色が無い。来年探さなきゃ」そんなことも心密かに思うのでした。
10/08(木)
「ここのところ、2回続けて水曜日に来ちゃって」今日も言われてしまっ
た。昨日もそんなメールがパソコンに届いていたっけ。昨冬以来、久しぶ
りにお会いした。去年も一昨年も夏の盛りにいらした記憶があったから「今
年はいらっしゃらないな~」等とちょうど思っていたところなのでした。
買い物を一緒に楽しむよう、じっくり商品選びに参加させていただいた。
10/09(金)
来週木曜から始まる、クリスマスマーケット2015。その前に、毎日ち
ょこちょこと店内をいじり続けているのだけれど、そのついでに店頭のデ
ィスプレーもいじっているから、まだシーズンが始まってもいないのに、
何だか凄いことになってしまった。来週から本格的に納品が始まる。そう
したら一体、どうなってしまうのだろう?今週は嵐の前の静かな1週間。
10/10(土)
新作クリスマスビレッジ入荷。ディスプレーついでに手を入れた。明るい
店内では、オーロラ状に光り輝くLEDは目立ち難い。逆にいわゆる電球色、
白熱灯の灯りの方がじんわり光りを放ち、目立つような気がする。個人的
にはこちらの光りの方が好き、と云うひいき目もあるのだけれど。絵本の
中の物語のような、マッチ売りの少女の灯りのような、おぼろげさがいい。
10/11(日)
女神祭り初日。今日で開店して丸4年が経つ。開店時はそうではなかった
けれど、以来女神祭り2日間のうち、どちらかは必ず雨が降る。と思って
いたら本日が雨なのでした。今年初めて気が付いたのだけれど、道路に敷
いた赤絨毯、濡れてしまったらどうやって乾かすのだろう?それ相当の専
門業者さんがいるのだろうけれど。濡れた赤絨毯、始末の仕方を知りたい。
10/12(月)
来秋、隠し球として仕入れようと思う、新規バッグメーカー。今秋はフェ
ルトを押し出したから、次はラビットファーを提案しようと考えている(み
なさんお持ちじゃないでしょ)。ということで、今季のカタログでエア仕入
れ。カタログを切り貼りし、いいと思うポイントや良く分からない商品を
プレゼンし、スタッフに意見を求めた。大筋で合意。市場調査スタート!
10/13(火)
クリスマス商品納品開始。連休明け、人出も少なく、ひたすら品出し作業
に没頭。ただ今年は全商品をカタログ化した為、大きな大きな段ボールを
開ける前に商品画像と個数を認識出来るため、心の準備ができスムーズに
ことが運んでいく。以前まで感じ続けてたストレスが消えた。これが1週
間続く。商品配置の見取り図なる物も、今回初めて用意したのも心強い。
10/14(水)
うちの部屋のクリスマス化は何時頃になるのだろう。去年のこと、全く記
憶にない。バレンタイン過ぎ、春の日差しを初めて感じた日、嫌々片付け
たことは鮮明に覚えているけれど。おそらく、店内のクリスマス化が一段
落したころ、部屋の模様替えが始るのだと思う。その前に、部屋中の布物
を冬化しないとならない。ツリーもたのんでおかないと。冬場は、忙しい。
10/15(木)
次々に段ボールが届き、クリスマスコーナーが埋まってしまうのでした。
開けても開けても、出しても出しても、箱が減らない。でも『2015ク
リスマス商品カタログ』を手に、冷静に一日を終えられた。と、ほっと安
心し夕方閉店作業に取り組めば、最後の最後に鉢植えのツリーを店内で倒
してしまった。ゲンナリ。最後の最後まで気を抜いては駄目!という教訓。
10/16(金)
スタッフと二人、一日がかりで品出し。何とかクリスマス全体の体裁が整
った。この1週間、汚れてもいい格好、しゃがみ易い洋服で出勤。スタッ
フは、珍しくスニーカーを履いていた。さすがに二人掛かりで作業をした
だけあり、一人の時の倍以上の早さでことが進んだ。これで、クリスマス
化7割方完了。最後、ディスプレーに手を入れ、何とか体裁を整えられた。
10/17(土)
一晩置いて、気分新たにディスプレーチェック。当日は並べ切っただけで
満足してしまい、ちゃんと頭が働いていない。というわけで、朝一、売場
をチェック。思ったよりも整っていたのは、前日2人体制で臨んだからに
違いない。で、商品ポップをどんどん付けていくのでした。有りすぎると
うるさくなってしまうけれど、そこそこの量だと売場が一気に活気ずく。
10/18(日)
鞄を一目惚れされたお客様の中で。「手にぶら下げ、店内を持ち歩き、買い
物を続けて楽しまれる方」が時々いらっしゃる。他のお店にも、いらっし
ゃるのだろうか?嬉しげに持ち歩く姿を目にし「あ、一目惚しちゃったん
だ」と、こちらまで笑みがこぼれてしまう。物との出会いは、こうじゃな
くっちゃ。つくづくそう思うのでした。そんな出会いって、年々減るもの。
10/19(月)
やっと、サーキュレーターの掃除をする。さすがに売場からは下げたもの
の、この10日間あまりレジ内に置き放していたのでした。おそらく、昨
年も、同じ時季に同じことをしていたに違いない。ひと夏使用したわりに
は奇麗な状態であった。時々、ハンドクイックルワイパーをかけていたか
らだろうか?拭いて、ビニールをかぶせ、棚に仕舞った。また、来年に。
10/20(火)
店内ポップ付け、第二弾。先日の付け忘れ、付け逃しをチェックする。今
使っているポップは中、大の2サイズ。以前はその下の小サイズがあり重
宝したものだけれど、昨年廃盤になってしまったのでした。商品名&価格
だけを記入する際にはちょうどいいサイズだったのに、残念。だからポッ
プを書く度、ポップを買いに行く度、しつこくしつこくそのことを思う。
10/21(水)
久しぶり、おでんを煮た。おでんの具屋さん(『おでん屋さん』では飲食店
っぽいから、あえて)で、ひとつひとつ選ぶのが面倒だった為「ここから、
ここまでひとつづつ。あ、これはいらないです」という買い方をしてきた。
というわけで食べるまで、中身を知らないのでした。最近のおでんは本当
に凝っている。「こんなのも!こんなのも入ってる!」玉手箱のようでした。
10/22(木)
開店時間を1時間遅らせ、朝一、鞄メーカーの展示会へ。この秋、見付け
たとっておきの隠し球。事前に春夏のカタログを取り寄せ勉強しておいた
のも功がなし、会場への道順さえ間違わなければ、スムーズにことが運ん
だのでした。やはり、とびきりのメーカーさんだった。来年、2016年
度のメインになるはず。とりあえず、一度並べて、反応を確かめないと。
10/23(金)
九谷焼の窯元さんから、クリスマス柄小皿のカタログが届いた。ギフトシ
ョーで見付け「この冬の隠し球!」として用意していたのだけれど、時間
が経った分、今季は無理かと諦めていたところだった。あまりの出来に、
どうしても店に並べたくなってしまった。「こんなの見たこと無い!」お客
様の声が聞こえてしまった。ファックで即座に返信し、お願いしてみた。
10/24(土)
「ポインセチアは一番大きなものより、その下の方が値段が高いのでしょ
うか?作りが違うのか、値札が違うのか、気になりました」スタッフ、細
かく見ているんだなあ。「品番を確認したら、若い数のほうが価格が安くな
っているので、為替の関係で安い時季に作ったものだと思います。一番新
しいのは、おそらく今年の新作で、小さく高くなっている」と返事をした。
10/25(日)
2016年春先に並べるバッグの発注作業。店に並べたいバッグを全てカ
タログから切り抜き、デザイン、色味、価格帯が重ならないよう、あれや
これやと並べ変える。これは何々さんっぽい、こっちは誰々さんっぽい、
具体的なイメージを浮かべ最終的にリストを作成。ちょっと珍しいカゴバ
ッグも1つ注文に乗せた。反応が良くなかったら、僕が使おうと思って。
10/26(月)
クリスマスラッピング、第一弾入荷。11月1日納期指定のはずなのに、
何故か一足早く届いてしまったのでした。昨冬は思いの外好評で、弱めの
発注では全く足りなかった。今冬は、シールやラッピングペーパー等アイ
テム数も増やし、パワーアップ。「出来るだけ大きなサイズが欲しい」とい
う声にも答え、サイズも増やした。今年は、どんな声をお聞きするのかな?
10/27(火)
ファンシーテイスト、小さな物がどちらかというと苦手なので、近づいて
こなかったけれど。「大野さん、ぜひ。絶対売れますから、挑戦してみて下
さいよ」と何度も何度も取引先の担当者さんがおっしゃるものだから、許
容範囲内でごく少量セレクト。思いの外店内に馴染み、しかもお客様に喜
ばれている。「あ、これ嫌じゃない」何でも挑戦してみないと分からない。
10/28(水)
部屋を冬化。単純に入れ替えるだけならば楽チンなのだけれど。夏布団を
クリーニングに出す前に干しつつ、その横ではクリーニングから戻った冬
布団の封を開け風に当てる。部屋中至る所に散らかった布物を総入れ替え
し、てんやわんや。毎回毎回、しつこくしつこく疑問に思うのだけれど、
子供の頃母親は一体どう対処していたのだろう?全く、何も覚えていない。
10/29(木)
クリスマス柄ラッピングペーパー、店頭に出した早々、お客様からまとめ
て注文をいただいた。今冬初挑戦、輸入物のみ柄を絞り、申し訳程度に並
べただけなので、想定外の反応に驚く。伺えば、製菓店でシュトーレンを
包むそう。そういえば、シュトーレンの包み紙って業務用ではなく、凝っ
たいい紙を使っているものなあ。紙さえ良ければ、リボンは何でもでいい。
10/30(金)
LEDピクチャープレートが好評。残りわずか数点。今年一番売りたかった
商品のわりには、全く数が足りておらず、失敗。お買い求めいただく皆さ
ん「こんなの見たことがない!」と口々におっしゃった。一番先に無くな
ったのは、やはりクリスマスツリー柄。その次は暖炉柄。来冬、柄を絞り、
2柄だけ丁寧に売ろうかな。そういう売り方も、ひとつの考え方だと思う。
10/31(土)
久しぶりの土曜休み。「今日は、午後から部屋のクリスマス化!」と思った
のだけれど、午前中嫌々始めた鞄磨きに調子付き、ベルト→靴→革衣料と
続き、磨けるもの全てを磨き上げ一日が終わってしまったのでした。半期
に一度、これを繰り返している。来春はここに手袋が加わる。靴磨き、嫌
いじゃないけれど、ついでに他の物もと思ってしまうから、毎回腰が重い。
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