5月01日(月)
「黒いリボンはあまり売れません(あえて置く必要はない)」と営業さんが
言っていたけれど、これがちらほらと売れて行くのでした。茶色よりも動
きがいい。「黒いリボンなんて一体何に使うのだろう?」スタッフ共々不思
議に感じていたのだけれど、その一端を本日垣間見られたのでした。お葬
式の腕章に使うらしい。黒リボン目当てで来店された方が教えてくれた。

5月02日(火)
店内備品の電球を買いに、新宿のハンズに行く。そのついでにラッピング
コーナーをチェックした。「昔からこんなセレクトだったかしら?」時代に
よってラッピングのセレクトも変わっていることを実感。ペーパー&リボ
ンではなく、ギフト巾着&(それを入れる)ショッパーが売場の半分を占
拠。安価&手軽&見栄え、その2アイテム購入で¥1000が相場な模様。

5月03日(水)
高速道路でお酒が売っていないことを、今日初めて知った。サービスエリ
アのコンビニで「お酒は何処に売っているんですか?」と聞けば「売って
ませんよ、高速道路ですから」と即答され驚愕。「まあ、言われればそうだ
けれど。僕運転しないし、バス旅行だしいいじゃん」と心の中でぶつぶつ。
先にレジを通したおつまみが無駄になってしまった。余計にのどが乾いた。

5月04日(木)
マリー・ブイーの一番大きなバッグ。このバッグをお買い上げ下さる方は
「レッスン・バッグにピッタリ」「お花を持ち運ぶのにちょうどいい」布製
の軽さ、それから大きさ、そして最後に買いやすい価格をお褒めいただく。
「布製で軽くて大きくて、この値段ならば買い」と全員が即決。「盆栽を運
ぶのにいいわ」今日はそんなお客様がいらした。このバッグもう定番化。

5月05日(金)
バケツ型バッグが流行中。やたらめったら女性誌で見掛けるし、個人的に
も何だか欲しくなってしまい出先で3回手に取っているし、お店用に何個
か仕入れ並べてもいる。その全てが絡み合い、物欲が増殖し続けている状
態。でもよくよく見渡してみれば、街中や車内でそれ程見掛けないなあ。
売り手側の空回りかも?バケツバッグ、持ってないからやっぱり欲しい。

5月06日(土)
イヤリング目的のお客様来店。何となく感じるのだけれど、イヤリングを
お求め下さる方は、ひとつではなくふたつ買われる場合が多い(気がする)。
イヤリングのバリエーションがここまで多い店は珍しいし、お客様も他所
で探すのが難しいことを把握されているからかもしれない。イヤリングが
急に減り出した。来月、久しぶりに隣町のメーカーさんに仕入れにいこう。

5月07日(日)
昨日イヤリング目的で来店されたお客様のお知り合いの方が、イヤリング
目的で初来店。昨夕お会いになったらしく、お買い求め頂いたイヤリング
をご覧になっていらしたとのこと。昨日の方は黒髪で新作の黒いイヤリン
グがぱっとしなかったけれど、本日の方は髪に色を入れ、しかも夏らしく
アップにされていたからばっちりお似合い。見比べられ、勉強になった。

5月08日(月)
「ネックレスを買う時は、一緒に同じデザインのイヤリング(ピアス)も
買っておかないと。似たようなの持ってるからいいや、って一瞬ケチっち
ゃうと、やっぱり合わなくて、結局後悔しちゃうのよね」お客様もスタッ
フもそう言うのでした(そういうものらしい)。ネックレスコーナーが充実
してきただろうか、セットで購入下さるお客様が以前より増えた気がする。

5月09日(火)
何の変哲も無いただの白いTシャツとか、超定番のボーダーとか、白黒ア
イテムだとか。興味も関心もなくほとんど着ることがなかったけれど、何
故か昨夏から着出した。今まで身につけなかった分、すごく楽しく感じら
れるのでした。年を重ねる毎、好みはどんどん変わって行く。変わり続け
て行く。クリスマス商品のセレクトも全く同様。どんどん変わり、変える。

5月10日(水)
アトリエ整理、ついに着手。数年来気にかけてはいたが、扉を閉め切り、
見ない振りをし続けてきたのでした。衣替えと同時に勢いづき『(中途半端
に高かったから)何となく捨てづらい物コーナー』全てをゴミ袋に放り込
んだ。すっきり。もう使わない材料も、数回に分け処分し出す。とりあえ
ず、夏前には全て終える予定。怠けぬよう、処分業者さんに予約を入れた。

5月11日(木)
ブレスレットがまとめて10本届く。買いやすいよう、選ぶ楽しさも味わ
っていただけるよう、同じブランドで1000円台~4000円台とボリ
ューム感&価格帯に幅を持たせた。今春増設した『ブレスレットコーナー』
へ並べようと思ったのだけれど、せっかくの機会だからレジ脇にディスプ
レー。このスペースにブレスレットが並ぶのは開店以来初。新鮮な気分!

5月12日(金)
初めての失敗。お会計の際、商品の金額を打ち間違えてしまった。すぐさ
ま消したつもりでいたのだけれど、「つもり」は「つもり」のままなのでし
た。お客様が退店され、業務ノートに売れた商品と金額を記入し判明。慌
てて追いかければ、まだ近くにいらっしゃった。「ごめんなさい。私の確認
ミスです。今後気をつけます」業務ノート、想定外の利便性を発見した。

5月13日(土)
ダイソンを包む。ペーパー1枚で包める大きさの物しか、ラッピングサー
ビスは基本受け付けない。けれどこの雨の中わざわざ抱えて持っていらし
たから、事情を話し今回特別にお包みした。「もしも大きな物でしたら、暇
な時間、今日みたいに雨の日とか、朝一番だとかでしたら特別にお包みし
ます」こんなこと言ってしまったら、全然特別じゃなくなってしまうなあ。

5月14日(日)
チェーンのグラデーションネックレス。先日の方はグレーが目にとまり試
着いただいたけれど、印象がぼやけてしまいあまり素敵ではなかった。だ
から色違いの黒をお勧めし着けていただけば、パッと引き締まりいい感じ。
ご本人も気に入られ、お買い上げいただいた。本日の方はグレーに一目惚
れ。早々に着けられると、もうピッタリ!色味って実に興味深く面白い。

5月15日(月)
一足早く、平台のディスプレー替え。早々に日傘を並べた。今夏は、何故
か手を加えずごくごくシンプルに並べたい気分。その原因が一体どこから
来るのか分からないけれど、素直な心に従った。長傘を2本広げ、台に並
べる。その下に柄違い&色違いの商品を並べた。昨年までのように、傘を
広げ天井からぶら下げるのは止めた。商品が一番奇麗に見える、気がする。

5月16日(火)
秋冬バッグの展示会を3つ回る。半日で7~800個、バッグを見たので
はないだろうか?うち手に取り実物を確かめたのは30個程かしらん?と
にかくアクセサリー同様、見るのも決めるのも早くなった。見て、触って、
確かめて、早い早い。全体的に定番っぽい無難なデザインが多い。世の中
の流れ的にもそんな感じ。その中でちょっと変わった物を探すのが使命。

5月17日(水)
クリスマス商材の展示会を6つ回る。こちらも世の中の流れ的に定番で無
難商品が多かった。けれどその中に、きらりと光る商品が紛れ込んでいる
から、見逃してはならない。それこそ僕の使命のはず。ということで今ま
で避けていた商品に挑戦。定番だからこそ、かえってよく感じられるもの。
一万円前後の、実に見栄えのする商品。僕自身が新鮮さを覚え続けないと。

5月18日(木)
本日は秋冬バッグの発注作業。金銀のバッグだけを集めたコーナーを、今
冬増設する。しかも値段は¥5000以下限定、通年使えるデザイン。「自
分用に、ギフトにも、気兼ねなく買える」がコンセプトの新コーナー。ち
ょうどピッタリの商品が見付かってよかった。というか、見付ける前から
決めていたので、ほっと一安心。探せば見付かる、ってことなのかしらん。

5月19日(金)
本日はクリスマス商材の発注作業。クリスマスリース、年末になれば街の
至る所大量に並ぶから、わざわざうちの店に並べる必要が無い。他所で買
ってもらえばいいと割り切ってきた。けれど、お隣さんもなくなり、そう
いう商品をお求めになられるお客様が今冬は増えそう。「これなら、ぜひ置
きたい!」と思えるリースをついに見付けた。これは誰も持ってないはず!

5月20日(土)
本日は2018年カレンダーの発注作業。何だかクリスマスを通り越し新
年になってしまったけれど、和雑貨のお店ならばこの時季お正月商材の発
注に追われているのでしょう(しめ縄とか、ポチ袋とか、新年用のお箸だ
とか)。毎年干支柄は多目に発注するけれど、来年は戌年とのこと。犬柄は
沢山あるから、あえて戌柄は取らないことにした。多分、それでいいはず。

5月21日(日)
日傘目的のお客様。すぐさま日傘を点検され始めたから、お声掛けしよう
とお顔を拝見する。その瞬間「あ、お待たせしました」と挨拶もそこそこ
言ってしまったのでした。昨晩夏、日傘展終了後に買いにいらっしゃり、
商品事情を説明。「来年の5月に、またイベントをいたしますので。その際
にぜひ!」5月になるのを心待ちにされていたとのこと。とても嬉しい。

5月22日(月)
ネセセア祭り。ネセセアの方が2人来店された最中に、ネセセアのアクセ
サリー好きのお客様が入れ違いで2組いらしたのでした。その度、双方を
紹介しあった。お客様はメーカーの作り手側を、メーカーはお買い求めい
ただく末端のお客様を知る機会はほとんどない。たまたまそういう機会を
提供出来たことって、とっても素敵なこと。ただ「買う」だけじゃなくて。

5月23日(火)
今日は衣替え。重衣料以外は、結局その年に買った物を中心にコーディネ
ートし続けるから、以前に買った洋服はどうしても二軍に落ちてしまう。
それを重ねれば、今季買ったものは来季2軍、それ以前に買ったものは3
軍、4軍へとどんどん落ちてしまうわけで。気に入ったものは、気に入っ
ている最中に着倒すくらいの勢いじゃないといけない。3軍、4軍を処分。

5月24日(水)
衣替え第二弾。最大の難関なのでした。僕、頭も首もひとつしかないのだ
けれど、一体何十人分の帽子&ストールを持っているのでしょうか?両者
を足せば、軽く100人分超える、そんなにいらない。もうすっかり被る
ことの無い帽子は思い切って処分、数を半分に減らした。ストールは4割
減らす。でも新しいものは欲しい。今冬は夫々ひとつずつだけ買ってよし。

5月25日(木)
珍しいフープ型イヤリング。メーカーオリジナルのパーツを使っているか
ら、これほど奇麗な作りのフープはそれはそれは珍しい。入荷以来、数人
の方が試着されたけれど、どなたもピントこなかった。顎と頬のラインの
バランスが合わなくて。お馴染みのお客様(イヤリングをほぼされない方)
が、たまたま着けられた。驚く程お似合い。意外な方に購入いただいた。

5月26日(金)
先日展示会場で見掛け、譲ってもらえることになったワイーヤー製ボディ
ー、本日到着。早速、コズリのネックレスをジャラジャラ3本組み合わせ、
マドモアゼルチャネルのように飾り立てた。「ああ、こういう風にディスプ
レイしたかった」という願いが叶うのでした。晩夏、ラビットファーのス
ヌードが届いたら、これに飾り付けよう。想像するだけでワクワクする。

5月27日(土)
何でだろう?ブリージーブルーの日傘を選ばれるお客様は、柄を決めるの
が大概早い。目にした瞬間、即決めな感じ。うちでリピートされる方の特
徴のひとつかも、今初めて気が付いたけれど。今日は日傘目的の親子が来
店。最終的に2柄で悩まれたけれど、数分でお決めになられた。本人も気
に入られ、尚かつお似合いになるとお勧めした柄にされた。本当似合った。

5月28日(日)
出先で素敵なアクセサリーを発見。目にした瞬間「あ、これ、クリスマス
のメインに決定!」出会いって、常に何処ででもあるもの。まさか、大谷
石採石跡のカフェで遭遇するとは。年末用アクセサリー、両手から溢れる
程ネタを仕込み済みだったけれど、それら全てを蹴散らしてしまった。僕
も、全てボツ箱へ入れてしまった。早々に、交渉を開始せねばならない。

5月29日(月)
賑やかなおばさま2人組が来店。挨拶もそこそこ、第一声「私、前、サル
のぬいぐるみ買ったのよ~」とニコリ。あっ、好きなタイプ。全く嫌みの
ない感じ。「はい、覚えてますよ~。申年生まれのお客様ですよね~」と話
しが弾む。もうひとつ人形を買い足したいらしく、「こちらの方が色味が被
らず、並べたら綺麗です」とお勧めすれば、妙に納得し、大変喜ばれた。

5月30日(火)
先週、日傘の柄が決められず、悩まれ帰られたお客様。本日再来店、同様
にスタッフが対応した。柄を決められ来店され、その柄が残っていたこと
を大変喜ばれたそう。スタッフも「こちらの方がお似合い」と思った柄だ
った、とのこと。彼女、ブリージーブルーの日傘を3本所有。だから言う
ことに間違いがない。彼女は日傘女王、僕はブローチ王。役割が異なる。

5月31日(水)
我家のクリスマス、やっと撤収。伸ばしに伸ばし「梅雨前には片付ける」
有言実行で自分で自分を褒めてみるのでした。あと数ヶ月経てば、また部
屋中を飾り立てるから片付けなんて必要ないともいえるけれど、さすがに
梅雨の季節はきつい。ここまで持ちこたえられたのだから、今後は「クリ
スマスは梅雨前までルール」が適用されてしまいそう。ちょっと怖いかも。


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