07月01日(水)
見上げたら、ツバメの巣がもう1つ増えていた。ツバメ・ストリート。一
体どの巣を見ていいのか、判断不能に陥ってしまった。だから、10年来
見守り続けている巣のみ観察し続けよう思う。けれど、こちらに向かって
飛んでくるツバメに目をやれば、ついつい向かう先の新しい巣へと僕の視
線が誘導されていくのでした。ああ、結局全部の巣を見続けるはめになる。

07月02日(木)
キラキラサンダルが一気に入荷。「これが一番先に売り切れるだろうな」「2
番目はこれだろうな」「最後まで残るのはこれだろうけれど、結局全部売り
切れるんだよね」陳列しながら、販売予測レポートを心中で仕上げてしま
うのでした。だからといって、一番売れるものだけを仕入れても売場が面
白くならない。違う売場で、1種限定で売り続けるってのならば別だけど。

07月03日(金)
ダスキンさんがマット交換にいらした。そういえば、お店を長期臨時休業
する際、不動産屋さんには連絡を入れたけれど、ダスキンさんはすっかり
忘れていた。連絡すべきであっただろうか?今後のこともあるから、次回
交換の際尋ねてみようかな。そうそう、ヤクルトさんは再開店後来てない
なあ。こちらは連絡をとって、またお店に来てもらうよう手配をしないと。

07月04日(土)
たった1着売れただけで、売場がスカスカになった気がしてしまうのは、
(詰め込み屋な)僕の性分の成せる技なのであろうか?特に定番の無地ワ
ンピースで布面積が大きいからかもしれない。先日『THE BASIC』という、
全く同じ洋服を年中売り続けるお店を見たっけ。うちのお店にもそういう
コーナーを作ろうかな?下着コーナーの横にでも。ちょっと考えてみよう。

07月05日(日)
終日ドアを締めての営業開始。7月、8月、9月と三ヶ月間続く。開店準
備の30分間、天窓とドアを開け放し換気。その後冷房強24℃で1時間
程店内を冷やす。自分の体温も落ち着いた頃、ドライモードへ切り替え、
そのまま終日過ごす。その間、1時間毎にドアを開け、こまめに空気を入
れ替える。お客様の出入りの際も、換気になる。新しい生活様式ってこと。

07月06日(月)
「サンダル3足だと幾らになるんですか?」と聞かれたので「¥4000
位です」と答えた。「じゃあ、これとこれとこれで」会計時レジで精算しな
がら「この3足で¥4196って無茶苦茶安いですよね、自分で売ってて
ビックリ」馴染みのお客様だから、思わず口に出してしまった。これは個
人的感覚だけれど、2足2598円より3足¥4019の方が安く感じる。

07月07日(火)
月一回の連休日。その際は、見て見ぬ振りをし続けてきたことに手を付け
るのだけれど、結局一日掃除をして終わってしまうのでした。お店でも、
うちでも、掃除ばっかりしている。僕の一生掃除のしっぱなしなのであろ
うか?趣味=掃除なのであろうか?もう考えることはやめた。けれどステ
イホーム中、完璧に整えたので、今日はキッチン棚の配置換えをしてみた。

07月08日(水)
ステイホーム中、リビングの模様替えをした。その際、飾り棚のメインと
して薄緑色の欄の鉢植えを購入した。色味といい、大きさといい、陶器製
の鉢カバーといい、自分が描いたマネの模写の前に置くのにピッタリ。初
夏の風景が、欄を置く事によって更に賑やかになる。しかも¥2500だ
った。かれこれふた月、造花のように咲き続けている。これ枯れるのか?

07月09日(木)
マスクをして、眼鏡をかけると、もう誰が誰なのか分からない。毎月毎月
あう方ならば分かるけれど、一年に一度というペースのお客様だとチンプ
ンカンプン。会話で?選ばれた商品で??会計時に???はてなマークが
増え続けていく。そしてドアまで送り????となってしまった。深夜、
湯船に浸かりながら「ああ、〇〇の方だった!」と思い出すことができた。

07月10日(金)
今夏のシューズ、何度も何度もここに書き続けているけれど、Sが動かな
い。一体どうしたんだろう?世の女性の足が大きくなったんだろうか?と
ストック表を見る度思い続けてきた。こんな夏は初めて、だと。と思って
いたら、月曜日に引き続きSサイズ3足買いのお客様有り。これで次点の
Lと在庫数が並んだ。けれど、同数でも売れた型や色が違うから面白い。

07月11日(土)
レジ掃除。「これいらないかも?」今まで惰性で使い続けてきたケースと箱
を処分してみた。そこにあるから入れるし、入れ続けてしまうし、重ねて
しまう。買い続け、捨て続けた人生。ステイホーム中の断捨離も済ませ、
処分する度覚え続けてきた微かな罪悪感を、ようやく拭い去ることが出来
るようになった。モノを捨てるって、新しい何かを手に入れる為の下準備。

07月12日(日)
通っているジムの受付前は、ちょっとしたイベントスペースになっている。
健康食品、速乾タオルや美顔器、高額なマシーンまで。ようはテレビの通
販番組で売るような商品が常時並んでいる。先週から、足の冷えを軽減す
る羽毛カバーが並んでいる。この時季でも使う人は使うんだ!ということ
で、靴下コーナーを清掃しつつ、今秋届く腹巻きの置き場所を考えてみた。

07月13日(月)
ということで、気がつけば又々大々的な配置換えに突入してしまった。た
しか先々週あたり「一年後の店内未来予想図」なるものをノートに書き出
し、新規取り扱いアイテム(今秋、来春に導入)を何処にどうやって並べ
るかまで詳細に決めてしまった。ということは、それに向かって進むしか
ない。すっきりしたような、ごっちゃになったような、とりあえず動かす。

07月14日(火)
コロナ後の影響第一弾。↑で新規導入予定の『シルク製冷えとりはらまき』、
今までの経験上大変喜ばれるアイテムになるであろうから、花柄と動物柄
を注文しておいた。その動物柄のみ、ドロップ、商品化されないと連絡が
入った。よってその分、注文していなかった花柄と差し替え。このアイテ
ム、靴下コーナーの下で通年展開予定。価格も、バランスがとてもいい。

07月15日(水)
「エレベーター内では騒がないで下さい」等と幾つかの注意事項が書かれ
た張り紙が、ボタンの上に貼られていた。いつも単語を口にするだけで、
文字を目にするのは随分久しぶりのこと。その瞬間「エベレーター」とい
う単語が、ふいに口から出てしまった。そして「タカマシヤ」というフレ
ーズが続く。「高島屋」をどうしても言えなかったっけ。いつも一字違う。

07月16日(木)
このお店にいらしたら、何かしら発見があって欲しい。ということで、売
場の模様替えも行いテンションも上がった。だから『リング』を一気にま
とめて注文してみた。「リング24個下さい。全部違う色味で。もしもスト
ックがなければ、定番色のみ2個納入オッケー」という無茶苦茶な要望を、
取引先メーカーさんに電話口で伝えた。今までで一番乱暴なオーダー方法。

07月17日(金)
ふた夏過ごして思う事。同素材同型のカットソーでも、デジタルプリント
より刺繍柄の方が断然受けがいい。デジプリの方が¥770も安いから、
買い易いかと思ったけれど、全く違った。値段じゃないんだ。本日、昨夏
購入されたお客様が、2枚リピート買いされた(全然伸びないらしい)。や
はり、靴下の横で定番化しても良さそう。地色にバリエーションをもたせ。

07月18日(土)
店内模様替え終了。開店10周年に向け、着実に進めている。しかしなが
ら店内がすっかりした分、店外のセールコーナーが山積みになってしまっ
たのでした。でかい山!あると使ってしまうもの、無くても困らない什器
も全て処分。この山減るのだろうか?と一瞬不安を覚えたけれど、年明け
も同様に大山が出来上がっていたっけ。最終目標は店内の商品の半減化!

07月19日(日)
今春からマッキーを買わなきゃ買わなきゃと思いつつ、薄くてもどうにか
書く事が出来るから、ついつい先延ばしにしているのでした。昨日書いて
みたところ、ついにお陀仏。明朝出勤前に買い忘れぬよう、鞄の中に使い
古しを放り込んでおいた。今朝、東横線に乗り換えた際、鞄から取り出し
右手に握りしめた。自分が向かいの乗客ならば、とても不審な行動に思う。

07月20日(月)
ミニカードコーナーからバースデー柄を抜き、バースデーカードコーナー
に統一した。ミニカードの場合、メッセージスペースが少ないからちょっ
と書くだけで済む。しかも価格も手頃。そんな次第で、異動後は動きが断
然良くなった。残り1型、3枚のみ。しかしながらバースデーのミニカー
ドって、素敵なデザインが無い。売り切り終了にしてしまうか、悩み中。

07月21日(火)
昨日、今日と比較的涼しいから(それ程暑くはない)天窓オープン、ドア
全開、送風強で営業している。午後3時過ぎ、何気なく温度計を見れば店
内27℃でびっくり。熱中症は大半が屋内で起こるというけれど、その一
歩手前だったのかもしれない。昨日、何だか身体がだるく、ジムもお休み
してしまった(今日も休む)。ひょっとしたら、軽い熱中症だったのかも。

07月22日(水)
生花コーナーの片隅で、咲ききった花々が底値で売られている。このふた
月余り隔週で、飽きもせず百合をまとめ買いし続けている。だから僕の買
わなかった週は大量の百合が“おつとめ品化”しているような気配が。隔週
でそんな光景を見続けていると、満開の百合を救出してあげたい気分にな
ってくるのでした。次週こそは買ってあげようか。百合の季節もじき終了。

07月23日(木)
先日の店内清掃で、模様がえ欲を完全には放出しきれなかった。まだかえ
たい。もっとかえたい。心の奥底で燃え続けるマグマ的欲求が溢れて出、
僕の手足を勝手に動かしていくのでした。こうなってしまうと止まらない。
辻褄の合わなくなることが明白なのに、もうどうにも止まらない。放出し
きるしか残る道はない。そんな次第で“スカート&パンツコーナー”完成。

07月24日(金)
まだまた続く。ということで、一心不乱に模様替えが続いていくのでした。
一心不乱と言っても、合わなくなった辻褄を、どうにかこうにか強引に合
わせていくだけの話。単なる発作反応の後始末。持て余していた什器を店
外に出し、ラッピング用品用にチェンジ。元々使っていた什器は、店内に
入れ、とりあえず保管。そんな次第で、店内什器が1つ余ってしまった。

07月25日(土)
この数日で変更した売場のチェック。「スカート&パンツコーナー」はアイ
テム括りで認識し易く、尚かつ選び易くなった。売場が決定した分、今後
のセレクト作業もし易くなるはず。「ラッピングコーナー」は素材&サイズ
で括りが出来、商品が更に探し易くなったはず。人の動きが活発になる秋
以降、お客様の反応を見続け、更に具合よくかえていきたい。楽しい作業。

07月26日(日)
使い道の良く判らないものは、あっちにやってみたり、こっちにやってみ
たり。ようやく居場所を見付け見慣れたら見慣れたで、今度はそれに飽き
てしまうのか、またあっちにやったり、こっちにやったりを繰り返す。た
った今店内を見回し点検すれば、開店以来一度も動かしていない什器が目
に入ってしまった。ああ、この9年一度も動かしていない。動かそうか?


07月27日(月)
「ま、柄がいいから試しに入れてみるか」という軽いのりで仕入れた、靴
下の際と同じ感触を覚える。「裾のレースが喜ばれるんだから、肩のレース
もいけるでしょ」キャミソール、同じ流れで進んでいく感じ。というわけ
で、見合わせていたキャミソールの展示会のアポイントメントを取った。
少量で仕入れられるから、色数は絞り、型数を増やしてみることにした。

07月28日(火)
「も~今日は買うわ!ずっと来れなくって」コロナのことも、ステイホー
ムのことも触れず、入店と同時に物色が始まった。「私、部屋の中でも綺麗
な格好しようと思って。だから今日は部屋着を買う!これなら宅配が届い
てもそのまま受け取れるでしょう?」“再開店後のコンセプトそのもの”を
おっしゃるから、驚いてしまった。やはり同じ事を思うんだ、と再確認。

07月29日(水)
百合を一束買おうと、買う気満々勇んでいけば2本しか残っていないので
した。げっ、他の人に買われてしまったのか?このふた月、こんなことは
なかったのに。慌てて咲ききったおつとめ品コーナーに行けども、ここも
無し。あらら。という次第でオリエンタルリリーを2本購入した。もうじ
き百合の季節も終わりそう。盆開けからは、どんな花が並ぶのだろうか。

07月30日(木)
国内メーカーがインドの布市場で大量に買い付け現地縫製輸出。プルオー
バー&チュニック、型をふたつに限定した均一特価。そのため、型だけを
選ぶ、柄の選択不可なアソート注文になっている。「げっつ、こんな柄誰も
買わないよぉ~」と見た瞬間諦めたチュニックが、今夏も一枚だけ紛れ込
んでいた。そんな柄を昨夏と同じ方が購入。本当、似合う人には似合う柄。

07月31日(金)
模様替えで、行く場所を失ってしまった什器一台。ここしばらくの間、傘
&レインコートをかけセール品コーナーにしている。ほんの少ししか残っ
ていないから、次はどうしようかと考えていると「あっつ、猫柄の洋服コ
ーナーにしては!」突然ひらめくのでした。夏の終わりに20着ほどまと
めて届く。猫柄目当ての方が本当に多いから選び易くていいかも。決定?


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